『ゴールデンスランバー』の選曲について好きに語るだけのブログ(ありさかです) [『ゴールデンスランバー』]
『ゴールデンスランバー』選曲担当・有坂です。
担当ですが稽古場だけだったのでまだ本番見てないという…w(゜o゜)w
というわけで、せっかくなのでこの場をお借りして『ゴールデンスランバー』の選曲について好き勝手に語らせていただくことにします!
ネタバレありますので本番をご覧になってからお読みいただければと思います。
例によってたいへん長文ですのでお暇なときにどうぞ!
まずこちらが今回の曲目リスト。
http://www.caramelbox.com/stage/goldenslumber2016/music.html
ダンス曲は加藤さん選曲、ラストは石田ショーキチさん書き下ろしなので、それ以外について語りますぞ。
台本をいただいたのは前回公演『嵐になるまで待って』の旅公演中。
いただいて、仕込みや移動の合間に読んで、うわこれヤバイぞと。
かなーり手強いぞと。
何でかって言うと、とにかくシーン数が多いのと、構造がいつものキャラメルの芝居とぜんぜん違うと思ったからです。
まずド頭からハイテンションなシーンの連続、でも中盤はあまり動きがなく、そこから急にクライマックスでまたもハイテンション、でもラストシーンは意外と短い…みたいな。
なので、とりあえず音楽が必要そうなシーンをピックアップして、あとは読み合わせを聴いて考えようということにしました。
んで、稽古初日の読み合わせを聴いて(やはり役者が読むとそれだけで2次元の台本が3次元になっていくのですね…)、まずは序盤とクライマックスで必要そうな、疾走感のある派手目なロック曲を探しました。
マイPCにはけっこうな数の曲(今までの候補数千曲に今回追加の候補数十曲)が入っているのですが、中でも「これかっこいいんだけど芝居に合わせるとうるさいかも…」といままで採用見送りだった曲たちの出番が!
やっと!
来た!!(*≧∀≦*)
それがNothing's Carved In StoneとかMAGIC OF LiFE、phatmans after schoolの曲たちなのです。
Nothing's Carved In Stoneは『きみ時間』のときにはじめて使わせていただいた、骨太なかっこよさがたまらんバンド(ちなみにMVもちょーかっこいい)。
かっこいい・疾走感・シリアスでハードめという、主に前半の青柳ピンチ!な場面で使うのにぴったりな曲がいくつもありました。
そのなかで、ファミレスの小鳩沢発砲シーン~佐々木との電話のシーンで「In Future」、キルオの登場シーンで「Milestone」を使わせていただきました。
個人的に「やっと使わせていただけた!」と思っているのがphatmans after school「サイコロジック」です。
前から好きで、何度か候補にも挙げていたんだけどハマらなくて、でも今回!ついに!
しかもここぞ!って場面でかけられたので喜びもひとしおです。
ニューアルバムから早速!
まずタイトルからしてぴったりでしょ。
曲がほんとかっこいいでしょ。
極めつけは歌詞(の一部)。
あのシーンの青柳のこと歌ってるでしょー!!
と見つけたときは興奮したものでした(笑)。
なので、お芝居見たあとにぜひ歌詞を読んでいただきたいです。
そんなこんなで追っかけシーンの音楽をある程度探したあとは、ビートルズっぽい曲(笑)探しに。
(この「ぽい」はあくまでわたしの主観によるものですが!)
回想シーンでかけられそうな曲ですね。
ほんとにビートルズっぽい曲はあまりかけるシーンがなかったりして、なのでわたしが勝手に、雰囲気ビートルズ?といっても当たらずとも遠からずかな?と思った(主観ですのであくまでも)曲をピックアップ。
それがPredawnやROTH BART BARON。
ビートルズお好きな方からすればぜんぜんぽくないよと思われるかもしれせんが、いやほんと、主観なんですみません(笑)。
でもね、ROTH BART BARONの「春と灰」、回想のテーマとしてぴったりで。
ノスタルジックな雰囲気で学生時代のわちゃわちゃ話にも告白にもビートルズ話にも、打ち上げ花火にも合うんだなー。
あとはいつもお世話になってますなAkira Kosemuraさんに堀尾和孝さん。
2016年はほんとにこのお二方にお世話になりました・・・
来年もよろしくお願いいたします!(笑)
そして今回はじめましてな80kidzとMOP of HEAD。
かっこいい打ち込み系インスト曲ってほんとキャラメルには必要不可欠なんですよね・・・!
最近そういう出会いが増えてうれしい!
そんなこんなで稽古で曲をいくつも試してある程度形を作り、芝居が徐々に固まっていくにつれ、ここにも曲ほしいぞ、逆にここはいらないぞ、など調整して最終的にこのような選曲になったわけです。
今回使わせていただいた曲以外にもすてきなかっこいい曲といっぱい出会えたので、またいつか・・・!
いつかの機会で使えたらいいなあ・・・!!
いやでも、最近の邦ロックは豊作ですね・・・!
まあ、大人の事情などで使えないアーティストさんもいらっしゃるのでそれは残念ではありますが、それでもまだまだかっこいいバンド、アーティストがたくさん・・・!!
普通にプライベートでも聞いちゃうくらいかっこいいんですよ!((o(^∇^)o))
キャラメルの選曲は、半分以上演出のようなもので、最初に曲をかけるときは「このシーンはこういう雰囲気・方向性にしたいからそうしてね」っていう、役者たちへのメッセージもあったりします。
演じる側と演出サイドの意向も取り入れつつ、「このシーンはこうですよ!ね!」というアピールをしないとなのです。
特に今回はそれを強く意識しました。
けっこうプレッシャーもあるしはじめて曲をかける時は緊張しますが、うまいことハマるとヒャッホー!!となります。
今回もヒャッホー!と何回も思ってとても(苦労しつつも)楽しく選曲させていただきました。
アーティストさんサイドにも劇中使用を快諾いただけて、こうしてまたご縁が広がっていくのがうれしいですね・・・!(*´ω`*)
気になったアーティストさんがいたらぜひCDを聞いてみてくださいね!
長くなりましたが以上です!
お読みいただきありがとうございましたー!
ありさかより\(^o^)/
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