人生は思い通りにいかないものです(岡田達也) [無伴奏ソナタ2018]
ども、岡田達也です。
今回のお題は『無伴奏ソナタ』にちなんで「初めて買ったCD」。
……ん?
……CD?
僕が初めて買ったのはレコードなんですけど
参加資格は無いですか?
レコードでも良いですか?
許してもらえますか?
*
僕には2才歳上のしんちゃん(♂)と
4才歳上のちあきちゃん(♀)という従姉妹がいる。
今から42年前。
僕が小学校3年生のとき。
しんちゃんは小学5年生
ちあきちゃんは中学1年生。
僕たちはフィンガー5に夢中だった。
「3人でフィンガー5をやろう!」
それは自然な流れだった。
多くの子供たちがキャンディーズのマネをしたように
あるいはピンクレディーのマネをしたように
売れているグループをコピーするのは当然のことだった。
「まずはレコードを買おう!」
そう言い出したのは、しんちゃんだったか、ちあきちゃんだったか?
少なくとも8才の僕じゃない。
当時、シングルレコードは600円だった。
「じゃぁ、一人200円ずつね」
僕は親に小遣いをねだり、200円を渡した。
僕は『学園天国』が欲しかった。
絶対に、絶対に『学園天国』を買うつもりだった。
「『学園天国』だよね?」
僕は何度も念を押した。
しんちゃんとちあきちゃんは何故かヒソヒソ話をしていた。
その姿を見てイヤな予感はしていた。
レコード屋から戻ってきたしんちゃんとちあきちゃんが手にしていたのは『恋のアメリカン・フットボール』だった。
やられた……
子供だと思ってバカにしやがって……
これが最初に買ったレコードということになるだろうか?
「人生は思い通りにいかないんだ」ということを思い知らされた一枚である。
*
『無伴奏ソナタ』
思い通りにいかない人たちがたくさん出てくる。
それがまた愛おしかったりする。
いよいよ劇場入りです。
見届けてやってください。
では、また。
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