また会う日まで 坂口理恵 [ヒトミ2014]
こんにちは。
ヒトミ初号機の坂口理恵です。
このご挨拶も、これで最後。
キャラメルボックス、
アコースティックシアター、ダブルフィーチャー
『ヒトミ』『あなたがここにいればよかったのに』
無事、終了しました。
劇場に足を運んでくださった皆様、ありがとうございました!
「今回は、行けないけど、本当に観たかった~!」
と、思ってくださった皆様、ありがとうございました。
バラシが終わって家に帰ったら、もう日付は変わっていました。
そこから飲み、午前2時を回り、爆睡し、現在に至ります。
私はね(笑)。
今日は、快晴。
まるで、何もなかったみたいに…。
スッキリと晴れ渡る空は、
日差しの色も心なしか暖か味をおび、
桜が咲く日も近いことを教えてくれます。
気象情報か……。
もう、春になりますね。
寒い夜、毛布に包まってセリフを覚えてた日々が嘘のようです。
大雪の中、震えながら稽古場に通った日々が嘘のようです。
思えば19年前、『ヒトミ』の初演をやったときも、
舞台の袖で震えていました。
上川君の手を掴み、二人で舞台からはけていきながら、
お客さんがこの物語をどう受け止めているのか、
どう思っているのか、
わからなくて怖くて、
手をつないだままガタガタと二人で震えていたのを覚えています。
我々はどこへ行くのか、どこへ向かっているのか、
何もわからずにただがむしゃらに、
走っていた時代でした。
もしかしたら全部夢だったかもしれないと思えるほど、
初演の19年という時間は、もう随分遠くに存在します。
まるで長い夢のようにも思えるのですが、
あの時間は確かに存在しました。
今でも私の体のどこかの細胞に残っています。
あの震えは確かにあったものでしたし、
あの時のお客さんの拍手は小沢君の手よりも、温かかった
……かもです(笑)。
そんな、確かに存在したものと、
私たちは、今でも共に生きているのでしょう。
19年前の私が、今を想像できなかったように、
この先を、今の私たちは想像できません。
もしかしたら腰が痛かったり、膝が痛かったりして
若い頃のように、ナイスフォームではないかもしれませんが、
それでも、がむしゃらに走っていけたらと思います。
どうぞ、これからも見守ってください。
『ヒトミ』チーム、初舞台・関根翔太の誕生日の日に。
photo by 加藤昌史
ダブルキャストの鈴木秀明がジャージなのが残念……でもないか(笑)。
じっきー、ヒトミ役、お疲れ様でした。
よく頑張った!
みんなもお疲れ様でした。
一週間後、『鍵泥棒のメソッド』の稽古が始まるよ(笑)。
またすぐお会いできます。
待っていてください。
それまで、どうかお元気で。
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