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『オープンユアハート』ドクター達也とナース細見の相談室~完結編~ [『エンジェル』]

今宵久しぶりに、あの男達が何の脈絡もなく帰ってくる・・・・



ナース細見(以下「ナース」)「たいちょー!たいちょー!へんたいちょー!」

ドクター達也(以下「ラクダ」)「なんだ、ド変態。その懐かしいフレーズ。もしやおまえは」

ナース「そうですよ、お忘れですか、私ですよ私、ナース細見ですよ」

ドクター「おおお、久しぶり、久しぶりじゃないかこの万年出稼ぎ野郎!てめえ、俺を置いてどこいってやがった?」

ナース「なーにいっちゃってんですが、自分だって、いつのまにか腹黒変態の称号を捨てて、王子とか名乗っちゃって。まったく・・・あなたのピンク魂はどこにおいてきたんですか?パチンコ屋にでもおいてきましたか?そんな、ラクダのコブじゃあるまいし」

ドクター「おいおい、おまえ。なんか久しぶりに会ったけど、なんかキャラ設定間違ってないか?そんなだったか?ナース」

ナース「知りませんよそんな、こっちだってもう、久しぶりなんだから。だいたいこれ読んでる人だって、そんなあんた、おぼえちゃいないでしょ。いいんですよ、なんとなく、なんとなくで」

ドクター「相変わらずの行き当たりばったりだな。そんなんだからおまえは現実的な芝居が出来ないって未だにダメ出しされるんだよ!」

ナース「きーっ!人が本当に言われて気にしてることをなんかどさくさに紛れて!この破廉恥!」

ドクター「ふむ、手応えあり(と、意味もなく手をむにゅむにゅする)」

ナース「自分だって色が黒すぎるくせにわざわ顔白くして、結果マイケルジャクソンみたいって言われたくせに!このー、鳥取のムーンウォーカー!いやさ、鳥取ウォーカーだわさ!」

ドクター「俺は地域密着型情報誌か!っていうよねー!(←はるな愛の気持ちで)なんか思い出してきたぞこの感じ。そうそう、こんな感じだった。いやー、懐かしいなーエクスタシーっ!(と、上半身裸になる)」

ナース「(その脱ぎ捨てたシャツを鞄にしまって)懐かしくもなりますよ。あれから何年経ってると思ってるんです。僕なんてすっかり既婚者の猫5匹ですよ。ちょっとした幸せ家族計画まっしぐらですよ。あんた、どうなのさ、そこんとこ、どうなのさ?」

ドクター「わったいすか!」

ナース「ごまかしたって駄目ですよ、もう若くないんだから、お互い」

ドクター「そういえばおまえ、最近なんだか太っ(自主規制)」

ナース「むきーーーっ!重ね重ね人の悪口ばっかり!あんたは正月料理か!重ね重ねだけにね!」

ドクター「全然うまくねーし、この、おおばかやろーーーーーー!」

と、ドクターはナースに側転からのラクダキックをかました。

ナース「(ラクダキックに翻弄されながらも必死のパッチで)ドクター・・・・」

ドクター「おめーいったいさっきから何をくだらねーことぴーちくぱーちく言ってやがんだ!てめーの今日の仕事はなんだ!言ってみろ!いやさ、書いてみろ!」

ナース「えーっと・・・あの・・・『エンジェルイヤーズストーリー』の宣伝をしようかと・・・・」

ドクター「だったら何も俺を出す必要ないじゃねーか!俺は出演してねーんだよ!そもそも何で『オープンユアハート』なんだよ!なんだよこのコーナー!つーか、そもそもこれを読んでる人がどれほどいるっていうんだよ!俺いやだよ、なんか。せっかく登場したのに、リアクションゼロとかさー。それじゃあまるでピエロさ。そう、黒いピエロ。略して黒エロ。あ、なんかうまいこと言った」

ナース「さすがはドクター、あんたすごい、すごすぎるよ。どんな状況に追い込まれても、ギャンブルとエロだけははずさねー。俺が見込んだだけのことはあるだわさ」

ドクター「そういうおまえも、見た目は少しふっくらしても、その意味のない切れ具合は相変わらずだな」

ナース「そりゃもちろん、キレは私の持ち味です。髪は女の命です。アゴは猪木の命です。ポン酢はたまにミツカンです。でもアサヒポン酢はもっと好きです」

ドクター「でた!伝家の宝刀!それだよ。俺はそれを聞きたかったんだよ。やればできるじゃないKa!」

ナース「あ、なんで語尾だけ英語。でも、なんだかやっと、自信を取り戻すことができました」

ドクター「よし、それでこそナースだ。おまえこそナースの中のナース、キングオブナースだ!」

ナース「ありがとうございますドクター!じゃあ、これで、やっと、」

ドクター「ん?」

ナース「このコーナー、これで最終回を迎えることができますね!」

ドクター「え?」

ナース「いやー、もう、ずっと気になってたんですよ。休載のお知らせをしたっきり、いっこうに再開すらできなかったんで、早いとこなんとかしたかったんです。でももう、これでやっと心置きなく終わることができますよ。あっはっは」

ドクター「え?それじゃあ、もう、僕ちんは必要ないってこと?」

ナース「まあ、簡単に言えばそういうことですね。これから私は、新しいパートナーを探す旅に出ますわ。うふふ」

ドクター「えええええええええ」

ナース「それじゃあドクター、長い間ありがとうございました!さーよーなーらー!(と、ドクターが乗ってきたラクダに乗って去る)」

ドクター待てよナース!俺をおいていくなーーーーーー!



ドクターの叫び声は、辺り一面に響き渡った。
どこまでも、どこまでも遠くに響き渡った。
海を越え、山を越え、遠く、遠くの国の人々の心へと届いた。

たとえばそれは、ラクダのコブのように愛らしく
たとえばそれは、鳥取砂丘の砂粒のように儚く
たとえばそれは、スロットで大負けしたように切なく
たとえばそれは、昨夜の晩酌のように止めどなく

悲しい叫びだった。


やがて人々は銃をおろした。
憎しみあうことをやめた。
手と手をとりあって、しっかりと大地を踏みしめた。
そんな中、一人の少年はこう思ったという。


オープンユアハートだけに、最後は世界中の人々の心が開かれたってオチに強引にもってこうとして失敗したな、と・・・・

今までこのコーナーを応援してくれてありがとねー!

注:このコーナーに書かれていることはほとんどがフィクションであり、スロットの件云々はほぼノンフィクションです。


2009-10-14 23:55  nice!(8)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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