お久しぶりです。石川寛美です。

いよいよブログの順番が回って来ました!

再演になってみんなのキュートな部分がたくさん見えてきて、絶対に初演より面白くなるだろうなぁ、と日々思っています。

だって私は語りながら、誰よりも近くでみんなのことを「見て」いるから。細かいところまで「見えて」ますっ!楽しいです!

さてさて、今回のテーマ「私の10代の頃の神様」かあ…。

間違いなく10代の初めの頃の神様は、週間マーガレットと別冊マーガレットです。週マは私が買っていた頃は、たしか90円でした!100円握りしめ、90円のマーガレットを買い、お菓子を食べながら週マを読む土曜の午後が私の至福の時間でした!

10代の半ばになると、ませた友人が劇場に連れて行ってくれました。忘れもしない「オイデプス王」!演劇初心者の私には「なんのこっちゃ?」でしたが、何だか「演劇が楽しいものらしい」ことをうすうす感じはじめました。

そして、どんなきっかけか忘れましたが、出会ってしまった、東京キッドブラザーズとミスタースリムカンパニー!この2つの劇団が間違いなく私の10代の終わりの神様です。この2つの劇団に出会わなければ、私は演劇の道には進まなかったと思います。その凄まじいエネルギーと人間力はズドンと直球で私の胸に来ました。

27歳で結婚して、28歳で子供を産む、という夢は、果たされることなく、夢のまま終わりました。が、42歳で出産し、今も演劇を続けていられる原動力は、間違いなく10代の頃に出会った神様たちの中にあります。

いやいや、まだ演劇を続けていられることを演劇の神様に感謝せずにはいられません。

再演の稽古で、改めて「スロウハイツの神様」という作品の素晴らしさを、再認識しています。

誠実に誠実に、この作品がお客様の心に届くように頑張ります!

では、サンシャイン劇場でお会いできる日を楽しみにしています!