祭りいえば、僕の故郷釧路は「霧の街」と呼ばれ、「霧フェスティバル」なるものが毎年開催されておりました。

出店なんかもさることながら、最大の目玉は濃霧に色とりどりの照明やレーザーを当て魅せる、幻想的なショーでした。

でもそういう日に限って霧が出なかったりして、人工的に煙モクモクさせたりしてました。

そんな、やるせない思い出。

『シラノ・ド・ベルジュラック』は、そういう「本番の日に限って…」ってことが無いように、丹念に稽古しとります。

畑中さんが若干、笑い乞食(積極的に笑いを仕掛けていく人のことを言う。その場合、稽古場からは「欲しがるねぇ」という言葉が乱れ飛ぶ)になっている点は気になりますが、いい感じに磨かれていってると思います。

さて、お次はいよいよ、初主演で同期の阿部丈二の登場です。

本番まで約一週間。
今の心境と意気込みをお願いしますぜ。

写真は、稽古場親睦会の酒の肴たち。