キャラメルボックス・アクターズブログ

昨日、『BREATH』初日でした。　

お客さんの温かい反応や沢山拍手を頂けてとても嬉しかったです！

個人的には１年ぶりのキャラメルボックスでした。改めてこの劇団の最大の宝物はこの素晴らしいお客さんの空気感だなと感じました。

常々舞台の最後のピースはお客さんが持っていると思ってます。

特に『BREATH』のような新作は、お客さんの前で演じさせて頂いて初めて分かることが山ほどあります。

今日から千秋楽まで積み上げ続けて、より良い作品に出来るように頑張ります☆

→見てくれてありがとー。オリジナル脚本の中で台詞量が最多の役で、終盤のストーリーが２つあったので、更に1.2倍くらいのボリュームでした。僕は「シラノ」を経験していたので、単純に台詞を覚える点は問題なかったのですが、ダブルエンディングは初めてだったので稽古中はテンションが上がると「これどっちのストーリーだ？」としばしば混乱してました(笑)

思い出深いのは片方のストーリーでのラストの客席登場。クライマックス後で疲労困憊だったので舞台からはけて客席の裏側まで走る道のりがとても長く感じたのですが、一緒に並走して下さるのが普段から仲の良い石原さんでとても心強かったです。登場と同時に拍手を頂けた時は幸せで涙が出そうでした。

面白かったエピソードは恐らくキャスト全員一致で左東さんです(笑)。昭和の服装の半端ないマッチっぷりと公演中のネタの大苦戦っぷりなど諸々、間違いなく『ウルマリ』を語るのに外せない人。本当に愛しい先輩です☆

→学生時代から後輩にめっちゃ甘いタイプで、劇団でもそうだったので、最近は反省して自分では相当意識してかなり厳しく接してるつもりなんだけどな。山崎くんがすごく良い子なんだと思うよ(笑)

新人時代の先輩にまつわる思い出は沢山あります。自信を失い退団しようか悩んでた時期に、ある劇団OBの方とお話する機会があって「君が阿部くんか、○○さんが君が入ったからキャラメルは向こう10年心配ないと嬉しそうに言ってたよ」と言われて、そう言ってくれた先輩の為にも必死で頑張ろうと救われたし、劇団からまだ戦力として必要とされてない時代には、僕を一生懸命バックアップして支えて下さった先輩もいました。

逆に厳しい言葉で強くなれた事もあります。ある先輩から「お前の事は劇団員とは思ってるけど役者仲間とは思ってない。まだお前が凄い所を見た事がないから」と言われました。何とかその域に辿り着きたくて必死でもがき続けました。あの当時の僕にはとても貴重な言葉でした。

優しさ、厳しさ、どんな形でも良いので結果的に後輩の為になる存在になれたら良いのかなと。遥か彼方の理想です(笑)

→僕には兄がいて、僕も兄も海外で生まれたのですが、兄は典型的な日本人の名前で外国人の方が上手く発音出来なかったそうです。なので、僕の名前は先ずは外国人が発音しやすい事がベースに考えられました(笑)。その上で、父親の名前が丈夫(たけお)なので「丈夫’s second son 」で丈二(Joji )です☆　そして母親の名前のイニシャルは「J」なので、アルファベットで略表すると J. ABE で同じになります☆

なのでこの名前にはとても愛着があります。

てか僕、山崎君って呼んでるね。ごめん(笑)

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