SSブログ

BREATHあと2日(多田)

多田直人です。

「BREATH」はもう赤と緑1ステージずつ、残り2ステージとなりました。早いですなー。

こんなにも客席からの反応に彩られる作品になると思っていませんでした。

とても楽しいです。

山﨑からの質問に答えさせてもらいます。


・多田さんと今回共演させていただいて前回ご一緒した時より沢山お話しして優しく楽しい方なんだなと感じました。前回の時はあまり喋らない方なのだなという印象だったのですごく嬉しかったです!そこで、多田さんが今までに言われた第一印象で一番嬉しかった第一印象はどの人に言われたどんなものですか?



まずは私のことを優しいと思ってくれてありがとう。私は自分のことを優しくないと思っているので、優しいと思ってもらえて嬉しいです。それとも山﨑なりの優しさなのかもしれないな。そもそも優しさってなんだろうな。お前に優しくした覚えはないけどな。でも、山﨑が私のことを優しいと思ってくれたということは、少なくともその瞬間は、私は優しかったのだろうな。ありがとう。

山﨑の言う通り、私は「物静かそう」というのが第一印象の人が多いと思います。
事実、私は物静かだと思います。

これは計算です。

普段物静かな人が、大きな声を出したり、少し明るめの演技をしただけで、「おお〜」ってなるのを狙っています。

普段からゴミ拾いをしている人より、不良がゴミ拾いをすると、なぜかそちらのほうが「偉いぞ」っと思ってもらえる、あの理論に似ています。

ギャップってやつです。

「演技のためのプライベート」を過ごしている私にとって、生活すべてが演劇への助走なのです。
「物静か」という印象を持ってもらうことが、私の狙いであり、作戦なのです。山﨑もまんまと術中にハマっているというわけ。

ですから、「物静か」とか、「おとなしそう」という印象を抱いてもらうことが嬉しいです。

どうだ。打算的だろう。


・多田さんのギャグはもの凄くシュールでキャラメルらしくないなーとお客さんとして見てた時に思っていて僕大好きでした。
でも、キャラメルらしくないので新人時代にはとっても苦労したりはしなかったのですか?


めちゃくちゃ苦労しましたよ。

ある日成井さんに呼び出され、「お前はもっと大衆的な感覚を身につけるべきだ」と注意されたこともあります。いわゆる「ベタ」を学べ、と。

若かりし頃はベタをやるのが恥ずかしかったりするんですよね。少し捻った考え方やネタのほうがレベルが高いと錯覚してしまいがちです。

しかし、どんな分野もそうですが、何事も基礎から。基礎があって、それを崩すから面白いんですね。

というわけで、私なりにベタを勉強したり、挑戦したりしました。

今の私のネタがシュールだと思うのなら、それは過去の私の名残です。ベタとシュール、上手くミックスしていきたいものです。
そして、ベタを演じていたとしても、自然とその人の人柄や、役のキャラクターが滲み出るようなレベルまでいきたいです。


・多田さんは今回の公演が終わるとしばらくキャラメルボックスには出ないと言われていますよね?その中で迎えたBREATHももう終わろうとしていますが今までの公演とは何か違うなと感じたりはしましたか?


そうなんです。来年は劇団の公演をお休みさせていただくことにしました。劇団以外の演劇活動で自分がどれだけ出来るのか、また、何を吸収してくるのか、挑戦の年にしようと思っています。

カーテンコールで、お客様の温かさを改めて感じています。
毎日のようにいただいている拍手やお客様の温かさは、きっと他所ではなかなか感じられないのでは、と。

たぶん、日本一だと思います。

なので、全身の感覚を総動員して、カーテンコールに並ばせていただいています。
今公演では誕生日までお祝いしていただきました。
すごく幸せでした。

と、いうわけで、キャラメルボックスの公演はあと2日で終わり。最後の最後まで、私もキャラメルボックスを楽しもうと思っています。皆さんも、どうぞ一緒に。


次は大滝ですね。
新人にも質問を振るのが慣例となっているようです。

では、私からの質問です。

眼鏡は持っていますか?何個持っていますか?

img20151223_190352.jpg


2015-12-23 19:05  nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:moblog

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。

 

Facebook コメント

このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。