井俣です。

夏への扉も昨日で9ステージ目。
毎日、沢山の暖かい拍手に支えられております。

舞台裏から舞台上に出る時の俳優を毎日観ているけど、いいもんですね。

僕たち俳優は
場をキープする為に、稽古によってこれだけの集中と解放を求められている事を知ってるからこそ、舞台に上がる前は、思い出すというよりは、むしろ記憶した事を忘れるように、振り払うように向かいます。

そんな俳優を観ることが出来るのは、僕たち俳優だけの専売特許。これこそ特別な事だなぁと思うのです。

今日もそんな後ろ姿が観れるのは嬉しいですね。




芝居ではキャラメルボックスのエース、畑中くんとの絡みが多いですけど、
彼の凄いとこは、毎回違うサジ加減のボール(芝居)を投げてもキチンと受けて、違う投げ方で投げ返してくれる。当たり前のようで、これってなかなか難しい事なんです。

そんな事、キチンと訓練し続けて来た俳優しか出来ないですから。彼そのものにキャラメルボックスの歴史を感じてしまい、ちょっとウルっと来ちゃいます。

自分が成井さんがかつて憧れた世界をこうして
舞台で表現できるのは、きっと何かの巡り合わせかもしれない。過去も現在も未来も繋がっていて、お互いを良き道筋に書き換えあってるかもしれませんね。

そんな事を強く予感させてくれたこの舞台、『夏への扉』も残すところ、明石公演も含めれば6ステージ!

畑中くんが座談会の時に、ゲストの百花亜希ちゃんと僕に、

『キャラメルボックスの事を好きになって欲しい』と言った言葉、忘れません。

もちろんもちろん!ずっと前から好きだったけど、ちょっとコレは、、、マジで好きになったかも知れんです(笑)

今日もみんなで時間旅行の旅へ行ってきます!